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過積載とは

最終更新: 2018年9月21日

太陽光発電システムでは投資効果を高めるために、「過積載」と呼ばれる仕組みを導入することが多いです。



「過積載」とは



(太陽電池の合計出力)>(インバータの定格出力)



の状態のことを言います。



「太陽電池の合計出力」とはパネルの合計出力(システム容量ともいう)のことです。

「インバータの定格出力」とはパワコンの合計出力のことです。

つまり「過積載をする」というのはパワコンの出力よりも多い太陽電池を設置することです。



太陽光発電では、太陽電池で発電した電気をパワコンで直流から交流に変換しています。

その際に、パワコンで扱える電力量は決まっているので、いくら太陽電池で沢山発電しようが、パワコン部分で余計な電気が絞られ捨てられる構造になっております。



例えば、太陽電池で60kW発電した電気を出力50kWのパワコンに送り込むと、差分の10kWの電気を捨てることになります。これを「ピークカット」と言います。



この説明を聞くと、過積載にすると「ピークカット」が発生し、捨てる電気の量が増えるから過積載自体しないほうがいいのでは?と思われるかもしれません。



これについては、太陽電池の合計出力分の電気がいつも発電されるわけではないということをご理解ください。



つまり、太陽電池を60kW分設置したからといって、日中常に60kWの電気が太陽電池から発電されるわけではないのです。



快晴の日でも朝や夕方は発電量が低いので30kWくらい、昼間でも猛暑日だ発電効率が悪くなって45kWぐらい、曇りの日は20kWぐらい、といったように常に60kW分が発電されるのではないのです。



ではなぜ過積載を導入するかというと、全体の発電量のボトムアップを図るためです。

パワコンの出力が50kWあるなら、太陽電池を70kWや80kWぐらいまで多めに設置して、50kWの電気を取り出せる時間帯を増やした方がお得ではないか、という考え方です。



下の図をご覧ください。





過積載にすることによって、青色部分の「ピークカット」が発生し、捨てる電気が発生します。

しかし、太陽電池の合計出力をボトムアップさせたので、全体の発電量が底上げされ朝夕の発電量が少ないような時間帯でも発電量を多く確保できます。



このオレンジ色部分の増加分があるため、多少ピークカットが発生しても過積載をした方が投資効果が良いと言われております。

ただ、いくらでも太陽電池を増やして過積載をすればいいというものでもありません。



当然、太陽電池を増やすほどグラフの曲線がより底上げされ、ピークカット部分が増えてきます。

なので、投資効果を損なわない程度の適度な過積載をすることが重要になってきます。



では一体どのくらいまでの過積載をするのか適切なのか、後日お話ししたいと思います。

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