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ガスト影響係数Gf。突風の考慮。

風が構造物に与える荷重を考える際には「基準風速」を設定します。

例えば徳島市なら「風速36m/s」が基準風速です。


この「基準風速」を元に、

・周囲の状況

・構造物の高さ

・突風成分

を考慮して風荷重を算出します。


なぜなら、徳島市の基準風速が「36m/s」としても、

風が吹きやすい海岸線や平野などは、基準よりも

強い風が吹きやすいでしょうし、建物が密集しているエリアだと

風は吹きにくくなりますよね。


構造物の高さによっても風の強さは違います。


ビルなどの高い建物が密集しているエリアでは

(建物の合間をぬって)突風が発生しやすいですが、

海岸線や平野などでは遮るものが無い分、突風は少ないですよね。


風荷重を計算する際に「ガスト影響係数Gf」という係数が出てきます。

意味がつかみにくい係数かもしれませんが、これは「突風の影響」を示す係数です。


下に「地表面粗度区分別のガスト影響係数の関係グラフ」を示しました。

「地表面粗度区分」については次回投稿しようと思います。


各グラフの形に注目してみましょう。

どのグラフも高さが低くなるにつれ、Gfの値が大きくなっていますよね!

よく考えれば納得いくことなんです。


ビル群などのエリアでは、地表付近ほどビルの隙間をぬった突風が吹きやすいですよね。

建物などが障害物となって風の通り道を制限しているからなんですね。

そして、高さが上がるほど建築物も減り、風の通り道は多く、広くなっていくから

突風は少なくなりますよね。


なのでどのグラフも、高さが高いところほどGfは小さく(突風は少ない)

低いところほどGfは大きい(突風が吹きやすい)という形になるんですね。


ということで、

「ガスト影響係数Gf」とは「突風の影響」を示す係数なんだとご理解ください。

それではまた。


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